看護師受け入れについて

経済連携協定(EPA)と言うものを聞いたことがありますか?自由貿易協定を柱とした関税の撤廃や、経済取引の円滑化、調和、さらにサービスや投資などの様々な経済領域での連携・協力の促進について、幅広い経済関係の強化を図る条約です。日本はこれまでに、シンガポールをはじめ、メキシコやマレーシア・タイなど様々な国と、この協定を結んでいます。その中でも、インドネシアや、フィリピン・ベトナムなどからは、年度ごとに外国人看護師、介護福祉士候補者の受け入れを実地しており、これまでに1500人以上の受け入れを行ってきました。しかし、これには問題点があり、来日した看護師候補生は、一年に一度行われる日本語の国家試験に3年以内に合格しなければ、帰国を余儀なくされ、日本で働くチャンスを失ってしまうということです。これまでにインドネシアやフィリピンから受け入れた看護師候補生の国家試験合格率は、わずか11%。その前は4%でしたので、少しは確率的に見れば高くなっているものの、日本語試験に必要な語学力を身に着けることができず、結局帰国となっていることも少なくはありません。受け入れる病院も限定的で、日本にいる看護師の100分の1程度しか受け入れられません。経済連携協定を結び、フィリピンやインドネシア・ベトナムなどから看護師候補生の受け入れを行っていくことは、日本における看護師不足の緩和などに効果的だと言う見方もありますが、日本では外国人看護師が定着しておらず、こういった状況を見ていれば、外国人構成の受け入れで日本の看護師不足の改善には到底なりそうにもありません。
色々な所で看護師不足の対策が行われています。
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